Japanese
English
特集 ロコモティブシンドローム・運動器疾患のリハビリテーション—up to date—
2 サルコペニアとフレイルの概念と予防—ロコモティブシンドロームとの関連性を含め
The Concepts of and the Preventions for Sarcopenia and Frailty Including the Relation with Rocomotive Syndrome
松井 康素
1
Yasumoto Matsui
1
1国立長寿医療研究センター整形外科
キーワード:
フレイル
,
サルコペニア
,
介護予防
,
運動と栄養
,
多職種連携
Keyword:
フレイル
,
サルコペニア
,
介護予防
,
運動と栄養
,
多職種連携
pp.894-899
発行日 2016年12月18日
Published Date 2016/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 超高齢社会において健康寿命の延伸や介護予防のためには,移動機能を主とした身体機能の低下をきたすロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)に対する対策のみならず,心理・精神的な問題や社会的な問題を含めて高齢者の抱える問題を包括的に捉えるフレイルという観点や,筋肉を移動のための動力源としてのみでなく,広く全身状態の関連性の中で捉えるサルコペニアの視点は大変重要となる.フレイル,サルコペニアの予防はロコモ対策と同様に運動指導(レジスタンス運動+有酸素運動)と分岐鎖アミノ酸やビタミンD摂取を促す食事栄養指導が大切であるが,服用薬の見直しや認知症機能や社会的な問題を含めた多科,多職種の連携で対策を立てることも必要となる.
Copyright © 2016, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.