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特集 リハ専門医が知っておくべき骨関節の3次元動態
9 足関節のバイオメカニクス
Biomechanics of the Ankle
福本 貴彦
1
Takahiko Fukumoto
1
1畿央大学健康科学部理学療法学科
キーワード:
距腿関節
,
距骨下関節
,
遠位脛腓関節
,
バイオメカニクス
,
運動療法
Keyword:
距腿関節
,
距骨下関節
,
遠位脛腓関節
,
バイオメカニクス
,
運動療法
pp.779-784
発行日 2016年10月18日
Published Date 2016/10/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 足関節は複雑な構造をしているかと思いきや,いたってシンプルな構造である.しかも,その構造は合目的的であるため,構造の理屈がわかれば理にかなった動きをしていることがわかる.ここで述べる距腿関節・距骨下関節・遠位脛腓関節は,それぞれの形状によりその動きが規定され,画一的な方向への運動が起こる.リハビリテーション場面では,このような関節運動学上の特性を理解し,内容を踏まえ,定義的な単純運動方向(一方向)である底背屈・内外反などといった3次元空間の定義ではなく,足関節が本来有する運動方向への動き(背屈+外反,底屈+内反)によって運動療法を行うべきであろう.
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