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特集 リハ専門医が知っておくべき骨関節の3次元動態
1 頚椎のバイオメカニクス
Biomechanics of the Cervical Spine
長本 行隆
1
Yukitaka Nagamoto
1
1国立病院機構大阪医療センター整形外科
キーワード:
頚椎
,
バイオメカニクス
,
キネマティクス
,
3次元動作解析
,
カップルドモーション
Keyword:
頚椎
,
バイオメカニクス
,
キネマティクス
,
3次元動作解析
,
カップルドモーション
pp.746-749
発行日 2016年10月18日
Published Date 2016/10/18
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- 参考文献 Reference
要旨 頚椎は,脊椎の中で最大の可動域を有し,環軸椎という軸椎下の椎骨と大きく形態を異にする椎骨の存在のために,そのバイオメカニクスは脊椎の中でも独特である.近年の3次元動作解析により,生体内での頚椎前後屈,回旋,側屈のすべての基本運動の詳細な挙動が明らかにされ,中でも回旋や側屈における椎間レベルの可動域や,カップルドモーションと呼ばれる3次元的な運動パターンの解明が,飛躍的に進んだ.頚椎疾患の治療に携わる医療従事者にとって,頚椎のバイオメカニクスを理解しておくことは重要である.そこで本稿では,バイオメカニクスの中でもリハビリテーションにおいて,特に重要と思われる頚椎の機能解剖やキネマティクスを中心に取り上げ解説する.
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