リハニュース【REPORT】
日本リウマチ学会総会・学術集会/日本整形外科学会学術総会
永房 鉄之
1
,
小田 良
2
1浜松医科大学医学部附属病院リハビリテーション科
2京都府立医科大学整形外科
pp.575
発行日 2016年7月18日
Published Date 2016/7/18
- 販売していません
- 文献概要
第60回日本リウマチ学会総会・学術集会が織田弘美会長(埼玉医科大学整形外科学教授)により,2016年4月21日(木)〜23日(土)に,パシフィコ横浜で開催されました.テーマは「協調—60年の歴史を踏まえて」であり,60周年記念企画展示も行われました.展示では,学会誌「リウマチ」第1号,日本で開発された人工関節,渡辺式21号型関節鏡のほか,初期のホットパック,温泉療法初版本などもあり,リウマチ治療の歴史がわかる大変興味深い企画でした.演題はワークショップ648演題,ポスター795演題,シンポジウム120演題が行われました.なお学会として英語教育に力を入れており,国際シンポジウム16演題,EULARセッション3演題,ワークショップの英語演題は146演題にも上り,海外からの参加者も目立ちました.会長講演も英語でなされました.リハ関連の演題は,手術セッションと合わせると約90演題でした.リハのワークショップ会場は収容100人程度の規模でしたが,空席は少なく,議論も活発に行われました.今回,患者会の「日本リウマチ友の会」長谷川三枝子会長と個人的にお話をする機会があり,リハビリをしている患者数が減っている,またリウマチのリハビリの核となっていただける医師が少ないとのことでした.リハ医がリウマチ医と積極的な連携を図っていくことが重要であると感じました.
Copyright © 2016, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.