JARM NEWS【REPORT】
第96回日本整形外科学会学術総会/第64回日本神経学会学術大会
佐浦 隆一
1
,
中馬 孝容
2
1大阪医科薬科大学医学部リハビリテーション医学教室
2滋賀県立総合病院リハビリテーション科
pp.824
発行日 2023年9月18日
Published Date 2023/9/18
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- 文献概要
第96回日本整形外科学会学術総会(岡山大学,尾﨑敏文会長)はパシフィコ横浜での現地開催(2023年5月11日〜14日)とオンデマンド配信のハイブリッド形式で開催されました.新型コロナウイルス感染症が5類感染症になった直後でしたので,現地は参加者であふれ,活況を呈していました.総会は横浜でしたが,コングレスバッグは「岡山デニム」Betty Smith®製,展示会場では岡山名産フルーツのフレッシュジュースが振る舞われていました.
尾﨑敏文会長が「究める—知・仁・術—Quest for Science,Spirit and Skills」をテーマに掲げた会長講演で,運動器医療を担う整形外科の発展には知(科学的なものの考え方や判断力),仁(医学に携わるものとしての誠実さ・優しさ),術(科学技術の進歩や手技の進歩)を究めることが不可欠であると口火を切ると,最終日には前理事長の久保俊一先生が「日本リハビリテーション医学・医療教育の動向」と題した教育講演の中で,リハビリテーション医学は,水や空気と同じく,あって当たり前,医学・医療・介護・福祉のインフラストラクチャ(基盤)であることを強調されると同時に,整形外科医の運動器のリハビリテーション診療離れに警鐘を鳴らされました.
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