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2月末のビッドペーパー提出後の目標は,ベルリンでのISPRM2015における立候補都市の招致プレゼンです.ISPRM2015は,6月19日〜23日までの開催なので,この日程のどこかでISPRM2019開催都市の選挙があるはずです.さて,ここでもわからないことばかりでした.どのようなプレゼンをすればよいのか,プレゼン時間,動画とスライドの比率,制作する動画のレベル,誰がプレゼンするのか,どうすれば勝てるのか,そもそも対抗都市はどこなのか等々.ぼんやりとイメージできるのはオリンピックの招致プレゼンです.日本人として世界にアピールして票を得るということは共通していますが,最も違うのは予算です.動画制作などの経験があるはずもなく,どの程度の費用になるか想像もつきませんでしたので,他の事例を調べてみたところ,安く見積もっても軽く1,000万円を超えるとのこと.今回の招致活動は動画以外の諸経費込みの総額でもはるかに少ない額で済ませなければなりません.もやもやした気持ちの中,第1回のミーティングを開催しました.
新大阪のミーティング会場に集まったのは,招致委員会のメンバー,神戸コンベンションセンター,プレゼン制作を依頼したPCO(Professional Congress Organizer)などです.日本政府観光局(JNTO)にはSkypeでの参加をお願いしました.ここでもJNTOの助言は,「日本で開催したい!という熱意を伝えるプレゼンにしてください」ということでした.そこでまず,JNTOが作成した国際会議招致のpromotion video(PV)を全員で見ました.ストーリーも音楽もプロ仕様で,リズム感よく日本をアピールしているように思いました.ところが,才藤委員長の評価は0点.他国に対抗して,Japan,Japan...と連呼するのではなく,ビッドペーパー制作中に確認したコンセプト(「日本の自然,文化,社会,制度,医療,そしてリハビリテーション(以下,リハ)の素晴らしさを,謙虚に品位をもって訴えること」)を動画でも継承せよという方針でした.
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