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特集 リハビリテーション科専門医のロールモデルとリハビリテーションのエビデンス
8 日本リハビリテーション・データベースの可能性—理学療法士の立場から
Possibility of the Japan Rehabilitation Database: From Physical Therapist Position
杉山 統哉
1
,
白石 成明
2
,
松本 大輔
3
,
近藤 健司
1
,
臼居 直哉
1
,
田中 宏太佳
4
Motoya Sugiyama
1
,
Nariaki Shiraishi
2
,
Daisuke Matsumoto
3
,
Kenji Kondo
1
,
Naoya Usui
1
,
Hirotaka Tanaka
4
1独立行政法人労働者健康福祉機構中部労災病院中央リハビリテーション部
2日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科
3畿央大学健康科学部理学療法学科
4独立行政法人労働者健康福祉機構中部労災病院リハビリテーション科
キーワード:
多施設参加型データベース
,
日本リハビリテーション・データベース協議会
,
理学療法士
Keyword:
多施設参加型データベース
,
日本リハビリテーション・データベース協議会
,
理学療法士
pp.228-233
発行日 2016年3月18日
Published Date 2016/3/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 日本リハビリテーション・データベース協議会(Japan Association of Rehabilitation Database,以下JARD)で管理・運用されているデータベースに,日本理学療法士協会(以下,PT協会)はJARD担当部会を設置して参加しPT協会独自項目を加え,参加病院でのデータ登録を担い,PT協会としてデータを利用した研究を公募している.現在までにPT・作業療法士(以下,OT)が筆頭著者の原著論文も5編発表され,早期作業療法の有効性,介護力が歩行自立の確率を高める可能性などが明らかにされてきた.セラピストが分析に利用できるこのような大規模なデータは他になく,PT・OT・言語聴覚士(ST)にとっても診療ガイドライン作成などに生かせる可能性がある.
今後もより多くの施設で,より多数例のリハビリテーション患者データが蓄積されることが望まれる.
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