第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 パネルディスカッション◎日常生活活動
外傷性脊髄損傷者における日常生活活動(主に排尿動作)および社会参加(主に復職)についての横断的研究
田中 宏太佳
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1中部労災病院リハビリテーション科
pp.387-391
発行日 2015年7月18日
Published Date 2015/7/18
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はじめに
脊髄損傷の治療では,十分なリハビリテーション(以下,リハ)を行っても機能障害が残存し,活動や参加に制約が生じてしまうことが多くみられる.そのために,外来フォローの時期においては麻痺に関連した医学的管理や生活の質(QOL)に配慮した包括的な立場からの生活指導が重要である.今回私は,慢性期の脊髄損傷患者の日常生活活動(ADL)特性を明らかにすることを目的に調査を行った.また,健康関連QOL尺度などを用いて,脊髄損傷患者のQOLの実態調査も行い,機能障害や能力障害とQOLの関連性も検討した.特に排泄動作に関係する障害を詳しく検討し,それらの因子と復職を中心とした社会参加の関係についても検討した.
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