多職種を交えたリハビリ事例検討会・第15回
若年性脊髄損傷者の復職に向けた在宅リハの事例
長谷川 寛一
1
,
川越 雅弘
2
1ガイアリハビリ訪問看護ステーション 銀座事業所
2埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科/研究開発センター
pp.1216-1223
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201115
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事例提示
Aさん,20代後半,男性.身長165cm,体重71.0kg(退院後約5kg増.適正体重59.9kg),BMI 26.08,寝たきり度B2
職歴:X県内の消防署勤務
現病歴:2016年6月,オートバイで走行中に転倒(労災).某病院にて,頸髄損傷(C6),左橈骨遠位端骨折の診断を受け,頸胸椎後方固定術および骨移植,左橈骨遠位端にプレートを用いた関節内骨折の手術が施行された.その後,リハ目的の入院を経て,2017年4月に自宅退院.訪問リハ開始の運びとなった
家族:友人(同僚)と同居し,関係は良好.両親,きょうだいは遠方におり,本人は実家へ戻ることを望んでいない
主介護者:同居の友人.食事準備,着替え,洗体,清拭,導尿等.ただし,友人は数日おきに24時間勤務のため不在となる
住環境:2LDKマンション.洗面台,トイレ,手すり,玄関スロープ等,改修済み
趣味・関心等:散歩,飲酒,犬と遊ぶこと,水泳.明るく,社交的な方である
処方薬:なし
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