第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 パネルディスカッション◎リハビリテーション医学評価としての電気生理学
リハビリテーション医学評価としての電気神経生理学—神経伝導検査,針筋電図など
正門 由久
1
1東海大学医学部専門診療学系リハビリテーション科学
pp.331-334
発行日 2015年6月18日
Published Date 2015/6/18
- 販売していません
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
リハビリビリテーション(以下,リハ)医学は,dysmobilityを診断,評価,治療する医学である.脳卒中をはじめとして,脊髄疾患,神経筋疾患,骨関節疾患,小児疾患,心疾患や呼吸器疾患などさまざまな疾患により,“ヒトは動きにくくなる.”リハをスムーズに進めていくために,疾患の原因を診断し,その程度を客観的に評価したい,リハ医療による治療およびその効果を明確に示したい,また生体信号をリハ治療の手段として用いたいなど,臨床神経生理学はこれらの場面で,とても助けとなり,とても“役に立つ”ものとなる.
特に本稿では,臨床神経生理学のリハ医学における評価としての神経伝導検査,針筋電図などの有用性について解説を加える.
Copyright © 2015, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.