第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 構造教育講演◎高次脳機能障害対応
脳炎・脳症による高次脳機能障害
岡﨑 哲也
1
1産業医科大学リハビリテーション医学講座
pp.787-789
発行日 2014年12月18日
Published Date 2014/12/18
- 販売していません
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
脳炎・脳症は様々な原因,病態を含んでいる.おおまかには頭痛,発熱や巣症状,髄液中の細胞数増加などがあり炎症所見を認めるものを脳炎,対して非炎症性のものを脳症と呼んでいるが臨床的に鑑別が困難な場合がある.当院へ2002年2月から2011年12月にかけて高次脳機能障害の評価・治療を主目的に当科入院し,一定の条件を満たした18〜60歳についての就労状況調査の対象者146名中に脳炎が7名,低酸素脳症が6名含まれていた.リハビリテーション(以下,リハ)診療において脳炎・脳症による高次脳機能障害への対処を求められることは決して稀ではない.
Copyright © 2014, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.