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はじめに
職業リハビリテーション(以下,職業リハ)の実際の活動には,さまざまな学際的な分野の知識や援助・介入の技術が導入されていることから,職業リハの概念を明らかにするには,核となるキーワードに基づいて検討することが効果的であろう.
職業リハはVocational CounselingもしくはRehabilitation Counselingの和訳である.それゆえ,その概念には,基本的には「職業もしくは働くこと(Vocation)」「リハ(Rehabilitation)」「カウンセリング(Counseling)」の意味を包括していなければならない.さらに,これらのキーワードに加えて,活動の対象となる人を捉えるには「障害構造」の概念を取り込むことが必須だろう.また,ここで言う「カウンセリング」は「キャリアカウンセリング」の視点に即していることから,「キャリア」の概念も不可欠である1,2).
本論は,これらの5つのキーワードに即して職業リハの概念との関連を明らかにするとともに,それを踏まえた定義と活動モデルについても言及する.
Abstract : Vocational rehabilitation activities are interdisciplinary, so the concept is always reviewed according to academic development. In this paper I suggest a new definition of vocational rehabilitation and a practical supporting model, grounded on 5 keywords (vocation, rehabilitation, counseling, career and ICF).
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