第47回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/鹿児島 《シンポジウム》温泉・温熱の先端科学をリハビリテーションへ―座長/田島 文博・前田 眞治
リハビリテーションにおける温泉医学
前田 眞治
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1国際医療福祉大学大学院リハビリテーション学分野
pp.21-27
発行日 2011年1月18日
Published Date 2011/1/18
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リハビリテーションにおける温泉療法
リハビリテーション(以下,リハ)において物理療法の1つに温熱療法があるが,この温熱療法として温泉を活用できる.温泉は日本各地に28,033カ所(2009年3月)の源泉数があり,2009年延べ宿泊利用人数が132,677,295人という温泉大国である.その中で,温泉は温めるとすると浴槽などに入浴するなどの手法が必要となる.この治療に際し,温泉地に病院があれば容易にその豊富な熱源として利用可能と考えられ,世界にまれなる温泉大国の日本としては活用することは他の国に比べると容易である.
温泉の効果には,物理的効果,化学的効果,刺激に対する生体反応効果が存在し,その他,環境による要因もある.温泉=温水+化学物質+環境要因といった考え方がある.
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