第4回 リハビリテーション科専門医会 学術集会/諏訪 《シンポジウム》摂食・嚥下の運動学―座長/石井 雅之・藤谷 順子
嚥下内視鏡から見た摂食・嚥下の運動学
藤島 一郎
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1浜松市リハビリテーション病院
pp.699-703
発行日 2010年10月18日
Published Date 2010/10/18
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はじめに
摂食・嚥下は食物の認知から口への取り込み,咀嚼・食塊形成,咽頭への送り込み(口腔期),咽頭通過(咽頭期),食道通過(食道期)という一連の流れに沿って行われる.嚥下内視鏡(以下VE)はそのうちの咽頭期評価に絶大な威力を発揮する.咽頭期は外から見えず,VEは臨床場面で手軽に検査ができて,誤嚥や咽頭残留といった重要な所見を評価できる.本稿では運動学的視点から基本的な所見と興味ある所見について解説する.
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