第4回 リハビリテーション科専門医会 学術集会/諏訪 《パネルディスカッション》専門医が彩る回復期リハビリテーション病棟―座長/石川 誠・園田 茂
リハビリテーション科専門医のリーダーシップについて
梅津 祐一
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1医療法人共和会小倉リハビリテーション病院
pp.545-549
発行日 2010年8月18日
Published Date 2010/8/18
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はじめに
小倉リハビリテーション病院(以下,当院)がある北九州市のリハビリテーション(以下,リハ)科専門医は34名であり,人口10万人あたり3.47人と全国の2.5倍の密度であり,専門医会ワーキンググループが提唱するリハ科専門医必要数を満たしている.うち回復期リハ病棟を有する病院に常勤で勤務する専門医は10名であり,全国的にも回復期リハ病棟での主治医の多くはリハ科以外の医師が担っているのが現状である.
回復期リハ病棟は病棟単位で多職種によるチームアプローチにより自宅復帰することを主目的とする.その中で医師はディレクターの役割を求められ,前述したリハ科専門医の任務は最も適していることは言うまでもない.
ここでは,回復期リハ病棟におけるリハ科専門医のリーダーシップについて,当院におけるリハ医療の現状,特にさまざまな「連携」に着目し述べたい.
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