第46回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/静岡 《シンポジウム》包括的リハビリテーションにおけるリハ科医の役割―座長/上月 正博・谷 俊一
運動器疾患の包括的リハビリテーションにおけるリハ科医の役割
石田 健司
1
,
永野 靖典
1
,
谷 俊一
2
,
喜安 克仁
2
,
山本 博司
2
1高知大学医学部リハビリテーション部
2高知大学医学部整形外科
pp.219-223
発行日 2010年4月18日
Published Date 2010/4/18
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はじめに
リハビリテーション(以下,リハ)医療は,元来包括的医療ではある.しかしこの「包括的な」という言葉の中には,重複障害に対する集学的な対応や他職種が関わる学際的で横断的なアプローチも含まれる.さらに言えば,ライフステージに応じた関わりも「包括的」リハと考える.
今回症例を提示しつつ時間軸を基軸に,地域との関わりや工学的機器を利用した「運動器疾患」における「包括的」リハについて述べ,リハ科医の役割を考察する.症例として,1.障害児への長期支援を行った例,2.地域リハ(介護予防・支援事業)への支援,そして,3.IT通信を用いた在宅支援・地域支援,を例に提示し,個々にリハ科医の役割につき考察したい.
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