第2回 リハビリテーション科専門医会 学術集会/札幌 《パネルディスカッション》リハビリテーション科専門医の需給を考える
「リハビリテーション科専門医需給」に関する報告
佐伯 覚
1,2,3
,
菅原 英和
1,2,3
,
瀬田 拓
1,2,3
,
水野 勝広
1,2,3
,
吉田 輝
1,2,3
,
若林 秀隆
1,2,3
1日本リハビリテーション医学会
2リハビリテーション科専門医会
3リハ科専門医需給に関するワーキンググループ
pp.528-534
発行日 2008年8月18日
Published Date 2008/8/18
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はじめに
日本リハビリテーション医学会で専門医制度が発足して以来,毎年30~50人の新たな専門医が誕生し,2007年9月現在1,384人のリハビリテーション(以下,リハ)科専門医が全国で活躍している.
しかし,近年のリハ医療を取り巻く大きな変化やますます増大するリハの社会的ニーズに対し,この人数では到底対応できるはずもなく,リハ科専門医数の不足あるいはリハ科専門医不在によるリハ医療の質の低下が以前よりも増して叫ばれている.今後リハ科専門医数を増加させていくことは急務であるが,実際に全国にどの程度のリハ科専門医が必要なのかについて,いまだ学会内部での正式な議論がなされていない.
そこで今回,リハ科専門医会では専門医会独自の研究・調査活動の1つとして,同会内部に「リハ科専門医需給に関するワーキンググループ」(以下WG)を設置し,将来のリハ科専門医の必要数を検討することとした.本稿では,WGでの調査・討論を踏まえた結果を報告する(なお,パネルディスカッションでは「中間報告」を行ったが,本稿では内容を追記し「最終報告」とした).
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