調査報告
吃音臨床に関する実態調査―1次調査・2次調査
原 由紀
1
,
小林 宏明
2
,
坂田 善政
3
,
前新 直志
4
,
餅田 亜希子
5
,
村瀬 忍
6
,
安田 菜穂
7
1北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻
2金沢大学教育学部
3筑波病院リハビリテーション部言語心理室
4国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科
5国立障害者リハビリテーションセンター病院第二機能回復訓練部
6岐阜大学教育学部特別支援教育講座
7北里大学東病院リハビリテーション部
pp.166-171
発行日 2009年11月15日
Published Date 2009/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001100216
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Ⅰ.はじめに
海外の調査によると,吃音は5%の発症率,1%の有症率といわれ(Guitar 2006),吃音に悩んでいる人たちは相当数いることが予想される.しかし,本邦における吃音の相談件数や,言語聴覚士がどこでどの程度吃音の臨床に関与しているのかについての実態を調べた調査はない.そこで,今回,日本言語聴覚士協会学術研究部吃音小委員会として,吃音の臨床にかかわる言語聴覚士の数や地域,そのネットワーク体制の把握を目的に調査を実施した.
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