調査報告
平成21年度介護報酬改定に向けての実態調査―要望を中心に
大住 雅紀
1
,
山口 勝也
2
,
長谷川 賢一
3
,
矢守 麻奈
4
1霞ヶ関南病院
2在宅総合ケアセンター元浅草 たいとう診療所
3聖クリストファー大学
4大阪河崎リハビリテーション大学
pp.160-165
発行日 2009年11月15日
Published Date 2009/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001100215
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Ⅰ.はじめに
在宅重視,自立支援を理念として平成12年4月に介護保険制度が始まり,約8年が経過した.これまでに,保険制度・介護報酬の改定が行われながら現在の体系が形作られてきた.特に平成15年には「個別リハビリテーション」が作られ,リハビリテーション(以下リハ)が積極的に行われるようになり,平成18年には「短期集中リハビリテーション加算」,「リハビリテーションマネジメント加算」など,さらにリハが重要視されるようになってきている.また,言語聴覚士(以下ST)としては,介護保険下で訪問リハ(訪問看護ステーションからの訪問看護7も含む)が行える形となった.
今回,介護関連施設の現状および平成21年度の介護報酬改定に向けての要望について把握することを目的として,会員が勤める施設のSTの代表者を対象としてアンケート調査を実施したので,結果を報告する.
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