特集 ケアリングコミュニティと地域リハビリテーション
実践紹介
出雲 縁ingトークの会の活動
祝部 英明
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1出雲 縁ing(えにしんぐ)トークの会
pp.316-318
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201237
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はじめに
2016年4月1日に立ち上げた出雲 縁ing(えにしんぐ)トークの会は,神々の国しまね(島根県出雲市)を拠点として,高次脳機能障害の方が,この住み慣れた地域で,出会い,語り,支え合い活動する当事者自助グループです。
2013年に脳出血で倒れ,急性期・回復期・維持期を経て,高次脳機能障害,失語症,右半身麻痺の経験から,この障がいを負った人は,以前の自分とのギャップに苦しみ,他者との交流を絶ってしまい,孤立しやすいということに気づいた私が,社会参加への第一歩として立ち上げたものです。普段は障がいのことを周りにわかってもらいにくいと感じている人たちの気持ちを少しでも楽にしてあげたいという思い,高次脳機能障害をもった若者と交流を持ちたいという思いが強くなり,形になったものです。
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