特集 withコロナを見据えた地域支援への模索part.2
コロナ禍における多機能福祉サービス事業所—調布ドリームの挑戦
吉岡 千鶴子
1
1NPO法人 高次脳機能障がい者活動センター 調布ドリーム
pp.218-221
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201211
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調布ドリームについて
NPO法人 高次脳機能障がい者活動センター 調布ドリームは,高次脳機能障害をもつ当事者・家族の自主グループ(2002〜)を2011年に事業化をして,自立・生活訓練(以下,生活訓練)を開始。生活訓練は2年で終了のため,2013年に就労継続支援B型(以下,B型)を追加し,全国でも数少ない高次脳機能障害に特化した多機能型障害福祉サービス事業所です。「一人のリハビリはつまらなくても,皆でやれば楽しくなる」をモットーに,生活訓練は多くの講師やボランティアに支えられ多種多様なリハビリプログラムを実施。B型はリハビリにもなるようにリサイクルショップ「夢市」,犬用クッキー製造,封入作業,市のメール便などを行い,売上目標達成を目指して仕事をしています(図1)。
2019年4月より,事業拡大のため2階建て事業所に移り,定員を生活訓練・B型ともに20名に倍増しました。まだ厳しい事業運営の中,2020年2月には新型コロナウイルスによる感染症が国内に広がり,調布ドリームでは体温計測,マスク着用,手指の消毒,施設内の消毒を始めました。
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