特集 withコロナを見据えた地域支援への模索part.2
コロナ禍だからこそ地域の力で子どもと女性を支える—ウィメンズヘルスの視点から
落合 香代子
1
1一般社団法人ママリングス
pp.204-207
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201208
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コロナ禍でも市民参画でつなぐ地域の子育て支援
一般社団法人ママリングスは,東京都江東区で,市民参画の仕組みの中で「子ども虐待予防防止啓発事業」を基礎自治体と協働し実践している。子育て当事者の市民参画の下,地域の子育て支援情報を届ける「こうとう子育てメッセ」は今年度5期目を迎えた。令和2年度からは新事業がスタートし,市民向け「虐待研修プログラムの策定」と地域の子育て応援を見える化する「子育て応援マップ」の制作に着手している1)。
前回本誌でご紹介した「こうとう子育てメッセ」では,妊娠期から未就学児の親に向け,地域の子育て支援情報を1日のイベントの中で集中的に情報発信してきた(図1)。しかし,withコロナの時代,大勢が一つの場所に集まるイベント型の子育て支援事業は,三密を避ける新しい生活様式には適さないものとなった。
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