連載 夕凪の島で共に暮らす─離島の特養における認知症ケア・第6回【最終回】
ケアづくりはチームづくり,実は,自分づくり
武原 光志
1
1特別養護老人ホーム光の苑
pp.403-405
発行日 2016年6月15日
Published Date 2016/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200396
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チームとして共通認識を持つ
ケアはチームとして行うために,チームを構成するスタッフが同じビジョンと方向性を持つことができれば,より良質のケアを提供できます。そういう想いから光の苑に入職するときに小澤 勲氏の著作から一点を選び読後感想文を書いてもらっています。また,全職員が共通の認識を持ち合うためにキャリアパス要件の一つとして,毎年共通する一冊の本を読むようにもしています。ちなみに今年は山田規畝子さんの『壊れた脳 生存する知』1)でした。看護・介護だけではなく,事務も,調理師も,清掃業務に携わっている人も全員読んで簡単な感想文を書くようにしています。
紙幅に限りがありますので一編だけ紹介します。最初パートタイマーで働き始め,介護福祉士の資格を取得した中堅職員の感想文です。
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