Book Review
人間関係が楽になる医療・福祉現場のコミュニケーション—コーチング思考で“人”を理解するための25の事例
菊池 良和
1
1九州大学病院耳鼻咽喉・頭頚部外科
pp.144
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200323
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医療・福祉現場で働いている人がストレスを抱えてしまうのは,患者・利用者さんよりは,一緒に働いている同僚・上司・部下との人間関係ではないでしょうか? 誰も教えてくれなかった職場での人間関係の築き方(日常や職場のコミュニケーション)は,“コーチング思考”という新しい視点を持つことにより解決のヒントを与えてくれます。
本書では,「上司とぎくしゃくしているとき」「人の悪口ばかり言う上司につきあわされてまいっているとき」「威圧的な上司に耐えられずに転職を考えているとき」「注意するとすぐにすねてしまう後輩にいらだってしまうとき」「何度教えても覚えてくれない実習生に失望してしまうとき」「熱心にリハビリに取り組まない患者さんについ感情的になってしまうとき」「臨床実習の学生が何も質問をしてくれないとき」「勉強会を提案してもメンバーの賛同が得られないとき」「『ノー』と言えずに過剰に仕事を抱え込んでしまうとき」「いつも締め切り間際にならないと手をつけられないとき」など,25事例とその解決法を紹介しています。
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