特集 在宅でケアする人にも役立つ マインドフルネス入門
ケアする人も楽になるマインドフルネス
伊藤 絵美
1
1洗足ストレスコーピング・サポートオフィス
pp.182-186
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200650
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マインドフルネスとは
精神科医や臨床心理士などが治療に使っているマインドフルネスは、もともと仏教で実践されていたマインドフルネス瞑想を現マサチューセッツ医科大学名誉教授のカバット=ジン(Jon Kabat-Zinn)がマインドフルネス・ストレス低減法として、ストレスで心身がつらくなっている人を救うための手段として、治療に取り入れたのが始まりです。
さらに現オックスフォード大学名誉教授のマーク・ウィリアムズ(Mark Williams)が、マインドフルネス認知療法として、うつ病の治療に取り入れました。その療法の実践で、しっかりとエビデンスが出てきたので、治療という文脈のなかでマインドフルネスを使いましょうという動きが確実になりました。現在、治療のなかで使われているマインドフルネスは、このような流れで始まっています。
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