連載 病院めぐり
茨城県立中央病院茨城県地域がんセンター
武知 公博
pp.944
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100570
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当院は,県都水戸市に隣接した西茨城郡友部町にあります.最寄りの常磐線「友部駅」は水戸駅から上野方面へ向かって3つ目の特急停車駅で,周囲は風光明媚な田園地帯です.初夏には蛙の鳴き声が響きわたる大変のどかなところで,県立中央病院の「中央」とは,決して茨城県の政治・経済・文化の中心地にあるという意味ではなく,茨城県の地理的中央に位置しているからこそ,との感を深くしています.
当院は昭和31年に結核患者を対象とした県立友部療養所として開設され,翌32年には県立中央病院と改称,36年に12診療科を有する総合病院となり,平成7年には「茨城県総合がん対策推進計画」に基づき「地域がんセンター」が併設され,現在に至っています.茨城県唯一の県立総合病院として500床を有し,二次救急,がん,難病,結核,エイズ,僻地医療,緊急被爆医療,災害拠点などの政策医療を担いつつ,地域の中核病院としての責務を果たしています.
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