特集 各地で進む災害リハビリテーション支援システム
災害に備える—大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会(JRAT)の活動
里宇 明元
1,2
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
2大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会(JRAT)シンクタンク
pp.80-85
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200028
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はじめに
改めて東日本大震災により尊い命を奪われた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに,多くの大切なものを一瞬にして失い,今なお大きな不安を抱えながら,不自由な生活を強いられている被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。震災後すでに4年が経過しようとしているにもかかわらず,復興への道のりはいまだ遠く険しいという現実があり,われわれ一人ひとりがそのことを想い,国を挙げての取り組みをいっそう強化していくことが求められている。本稿では,これまでのリハ関連団体の支援活動を振り返り,その中から得られた教訓をもとに,将来起こり得る災害に対し,いかに備え,リハのプロフェッショナルとして貢献を果たしていくかについて考えてみたい。
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