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特集 脊椎脊髄のエクステンデッド・リアリティ(XR)
内視鏡手術・ロボット手術における位置情報の現状と未来
Positioning Information in Endoscopic and Robotic Surgery: The Present and Beyond
北濵 義博
1,3,4,5
,
静 弘生
2
,
本山 大輔
1
,
尾原 裕康
3
,
土田 隼太郎
4
,
三宅 秀明
1
,
酒井 克彦
2
Yoshihiro KITAHAMA
1,3,4,5
,
Hiroo SHIZUKA
2
,
Daisuke MOTOYAMA
1
,
Yukoh OHARA
3
,
Shuntaro TSUCHIDA
4
,
Hideaki MIYAKE
1
,
Katsuhiko SAKAI
2
1浜松医科大学先進ロボット手術開発学講座
2静岡大学工学部機械工学科
3順天堂大学革新的医療技術開発研究センター
4フジ虎ノ門整形外科病院脊椎センター
5株式会社しずロボ
キーワード:
脊椎内視鏡手術
,
endoscopic spine surgery
,
ロボット外科
,
robotic surgery
,
ナビゲーションシステム
,
navigation system
Keyword:
脊椎内視鏡手術
,
endoscopic spine surgery
,
ロボット外科
,
robotic surgery
,
ナビゲーションシステム
,
navigation system
pp.413-421
発行日 2023年8月23日
Published Date 2023/8/23
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002202103
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はじめに
脊椎内視鏡手術は,その高度な技術と複雑な解剖学的構造により,学習曲線が長く,技術習得に時間と特別な訓練が必要である.この問題の解決を目指して,われわれは脊椎手術用ロボットの開発を行っている.本稿では,内視鏡手術における学習曲線延長の要因と課題,脊椎内視鏡手術の数値化とロボット手術の開発,脊椎手術用ロボットの要件と位置情報の重要性について検討する.さらに,臨床応用可能な技術と次世代の位置情報取得方法についても議論し,手術技術向上を目指す新たな道を探求する.次世代のエクステンデッド・リアリティが脊椎外科に今後果たす大きな役割を感じてもらいたい.
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