Japanese
English
特集 脊椎・脊髄感染症の診断と治療—最近の知見
脊椎感染症の動向
Epidemiology of Spinal Infection
出村 諭
1
,
加藤 仁志
1
,
横川 文彬
1
,
土屋 弘行
1
Satoru DEMURA
1
,
Satoshi KATO
1
,
Noriaki YOKOGAWA
1
,
Hiroyuki TSUCHIYA
1
1金沢大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kanazawa University School of Medicine
キーワード:
脊椎
,
spine
,
感染症
,
infection
,
疫学
,
epidemiology
Keyword:
脊椎
,
spine
,
感染症
,
infection
,
疫学
,
epidemiology
pp.132-138
発行日 2022年8月9日
Published Date 2022/8/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201809
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はじめに
近年,脊椎感染症の発生数の増加が報告されている30).その原因として,平均寿命の延伸に伴う人口の高齢化やcompromised hostの増加が影響しているとされているが,MRIを中心とした画像診断装置の普及により脊椎感染症が認識されやすくなったことも患者数の増加の一因とされている26).本稿では,脊椎感染症に関する発生率,起炎菌,感染経路,抗菌薬,そして近年の手術治療の動向について概説する.
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