Japanese
English
特集 80歳以上の脊椎脊髄損傷
脊髄損傷患者のリハビリテーション
Rehabilitation for Spinal Injuries
益田 宗彰
1
Muneaki MASUDA
1
1独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Spinal Injury Center
キーワード:
脊椎損傷
,
spinal injuries
,
リハビリテーション
,
rehabilitation
,
高齢患者
,
elderly patients
Keyword:
脊椎損傷
,
spinal injuries
,
リハビリテーション
,
rehabilitation
,
高齢患者
,
elderly patients
pp.649-659
発行日 2020年6月25日
Published Date 2020/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201444
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はじめに
わが国は現在,世界有数の超高齢化国であり,高齢者の健康問題や社会保障制度の問題点が多々浮き彫りとなっているのが現状である.このような社会構造の変化は,脊損医療の現場においても同様の傾向を呈し,社会全体の高齢化を受け,高齢者の新規脊椎脊髄損傷患者も年々増加の傾向にあるとされる.当センターでは受傷後超急性期からの脊椎脊髄損傷患者を受け入れ,治療を行っているが,実際に患者年齢層の高齢化を日々感じるところである.そのような疫学的側面は別項に譲ることとし,本項では高齢脊髄損傷患者のリハビリテーションとその問題点などにつき触れたい.
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