Japanese
English
特集 脊椎脊髄疾患に対する分類・評価法
第11章 その他
脊髄AVF & AVMの分類
Classification of Spinal AVF & AVM
髙井 敬介
1
Keisuke TAKAI
1
1東京都立神経病院脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Tokyo Metropolitan Neurological Hospital
キーワード:
脊髄動静脈シャント
,
spinal arteriovenous shunt
,
脊髄血管奇形
,
spinal vascular malformation
,
分類
,
classification
Keyword:
脊髄動静脈シャント
,
spinal arteriovenous shunt
,
脊髄血管奇形
,
spinal vascular malformation
,
分類
,
classification
pp.533-537
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201412
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
脊髄動静脈奇形(arteriovenous malformations:AVM)とは,脊髄において,毛細血管網を介さずに動脈から静脈に血流が直接短絡する疾患を総称する.動静脈短絡部の形状によって,動静脈奇形(AVM)と動静脈瘻(arteriovenous fistula:AVF)に分けられる.脊髄AVMの分類は,分類そのものの数が多く,学名も統一されていないため複雑でわかりにくい.この背景として,初期の画像診断の解像度の限界と,その後の発展の歴史がある.脊髄AVMには,病変サイズが小さく,脊髄レベルにより血管解剖が異なり,さらに,脊髄血管造影が脳血管造影と比べて技術的に難しいという特徴がある.本稿では,分類の歴史的変遷と理解するべきポイントを明らかにする.
Copyright © 2020, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.