特集 画像診断の別の貌—定量化と正常値のまとめ,適正使用と被曝
特集にあたって
青木 茂樹
1
1順天堂大学医学部放射線科
pp.787
発行日 2018年9月25日
Published Date 2018/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200950
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今回の特集は,「画像診断の別の貌—定量化と正常値のまとめ,適正使用と被曝」と,通常の特集とは少し趣きを変えて,画像の管理に関連するような特集として,安全と標準化・定量化についてまとめてみました.「画像の管理」とはあまり使われない言葉ですが,ここでは,PACSシステムのように電子的に画像を蓄積して管理するということに留まらず,画像の計測値,定量値(最近ではイメージング バイオマーカーなどともいうようです)の精度や標準値,正確性の管理,検査の適正使用,放射線被曝の最適化・正当化など,医療画像を取得し,治療に活用するまでの一連の流れのコントロールという意味で,それを「画像診断の別の貌」と少し砕いてタイトルとさせていただきました.
まず,単純X線写真の計測につき坂野先生に記載いただきました.その後,骨密度,椎間板,脊髄,筋肉の計測・定量法につき,最新の情報を交えて,星野先生,中島先生,堀先生,酒井先生に記載いただきました.
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