特集 脊椎・脊髄MRIのピットフォール—アーチファクトと偶発所見
特集にあたって
青木 茂樹
1
1順天堂大学大学院医学研究科放射線医学
pp.813
発行日 2017年9月25日
Published Date 2017/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200699
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脊椎・脊髄MRIはアーチファクトが多く,初心者は苦労することが多い.さらに,種々の周辺臓器の病変が写っていることがあり注意を要する.
この特集では,CSF flowや脊髄中央の線状のtruncation artifact,傍椎体の膿瘍,大動脈瘤(解離),腎腫瘍,膵病変,仙腸関節炎など放射線科医が注意している点につき,その読影のピットフォールとその解決法(冠状断像の追加,DIXON法系での脂肪抑制など)の追加,偶発所見の対応法(甲状腺腫瘤などでの対応)をわかりやすく解説する.
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