Japanese
English
特集 脊椎脊髄疾患に関連する痛みのメカニズム
筋・筋膜性疼痛
Myofascial Pain
泉 仁
1
,
葛西 雄介
1
,
櫻井 博紀
2
Masashi IZUMI
1
,
Yusuke KASAI
1
,
Hiroki SAKURAI
2
1高知大学医学部整形外科
2常葉大学保健医療学部理学療法学科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kochi Medical School, Kochi University
キーワード:
筋・筋膜性疼痛(myofascial pain)
,
筋機能障害(muscle dysfunction)
,
慢性痛(chronic pain)
Keyword:
筋・筋膜性疼痛(myofascial pain)
,
筋機能障害(muscle dysfunction)
,
慢性痛(chronic pain)
pp.633-637
発行日 2017年6月25日
Published Date 2017/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200657
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はじめに
厚生労働省の国民生活基礎調査による有訴者調査において,腰痛と肩こりの有訴者率は近年常にツートップである.整形外科の日常診療において,この両者に筋由来の痛みが多く含まれていることは直感的に認識されているが,そのメカニズムについてはいまだ明らかでない部分も多く,特に慢性化した痛みに関して個々の患者の病態を的確に把握し,それに対応することは容易でない.本稿では,脊椎脊髄疾患に関連する筋・筋膜性疼痛のメカニズムについて概説し,その評価法と治療法について考察する.
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