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特集 脊椎脊髄の感染・炎症
髄膜炎・硬膜外膿瘍
Meningitis and Epidural Abscess
藤間 憲幸
1
Noriyuki FUJIMA
1
1北海道大学医学部放射線医学分野
1Department of Radiology, Hokkaido University Graduate School of Medicine
キーワード:
硬膜外膿瘍(epidural adscess)
,
癒着性くも膜炎(adhesive arachnoiditis)
,
肥厚性硬膜炎(hypertrophic pachymeningitis)
Keyword:
硬膜外膿瘍(epidural adscess)
,
癒着性くも膜炎(adhesive arachnoiditis)
,
肥厚性硬膜炎(hypertrophic pachymeningitis)
pp.541-546
発行日 2015年6月25日
Published Date 2015/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200152
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はじめに
脊椎脊髄領域の炎症は,大部分が脊髄髄内(脊髄炎),あるいは椎体領域(脊椎炎,化膿性椎間板炎)に生じる.しかし,ときにそれ以外の部分(髄膜,硬膜外領域)に炎症が生じることもあり,注意が必要である.これらの領域での炎症性疾患は,従来まれとされていたが,近年ではMRI検査の普及に伴って,検出される機会は増加の一途をたどっている.本稿では,髄膜,硬膜外領域に生じる感染性,炎症性疾患の中でも比較的日常臨床で遭遇する可能性が高いものを中心に,特にMRIの画像所見を概説する.
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