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特集 認知症基本法と作業療法—共生社会において個性と能力が発揮できる支援
認知症フレンドリー社会における本人の希望や思いを活動につなげる取り組み—本人ミーティング,スローショッピングを通して
Connect the own wishes and thoughts of individuals with dementia to meaningful activities in dementia-friendly society: peer group-meetings and slow shopping
佐野 佑樹
1
,
上田 奈央
2
Yuki Sano
1
,
Nao Ueda
2
1長太の寄合所「くじら」
2四日市市介護予防等拠点施設 ステップ四日市
pp.1072-1077
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203959
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Key Questions
Q1:認知症フレンドリー社会とは?
Q2:本人ミーティングとは?
Q3:スローショッピングとは?
認知症フレンドリー社会の実現に向けて
認知症フレンドリー社会とは,認知症当事者(以下,当事者)にとって使いやすい,当事者の視点に立った設計がされた社会のことである1).
医療を中心とした従来の考え方では,病気が問題を引き起こすので,予防や治療で問題を減らそうというアプローチだったのに対し,認知症フレンドリー社会の考え方では,認知症に関係する出来事を,認知症に伴う症状をもつ人々と周囲の環境との間で起こる現象と捉え,病気ではなく,地域や社会の側を変えていこうというアプローチである1).
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