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特集 感染症と作業療法—新型コロナウイルス感染症を振り返る
新型コロナウイルス感染症と回復期リハビリテーション病院の作業療法—クラスターを経験して学んだこと
COVID-19 infections and occupational therapy in Convalescent Rehabilitation Hospitals
栗田 裕子
1
Yuko Kurita
1
1山梨リハビリテーション病院
pp.1225-1229
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203564
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Key Questions
Q1:クラスター発生時,病院としてどういった体制を整えたのか?
Q2:OTとして患者のために何ができるのか?
Q3:回復期のOTとして生活を具体的に考えるとはどういうことか?
はじめに
山梨リハビリテーション病院(以下,当院)では2022年(令和4年)7月20日〜8月13日までの25日間,新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)によるクラスターが発生し,1病棟が閉鎖状態となった.それまで,院内感染対策委員会による研修会等をはじめとし,職員一人ひとりが対策に努めてきたにもかかわらず,まさに「あっという間」に感染拡大してしまった.
私は当該病棟勤務であったため,クラスター収束まで通常の勤務とは異なる環境下で過ごした.その中で経験したこと,OTとして何ができたのか,今後について,この機会に振り返りまとめる.
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