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特集 Withコロナ時代の作業療法
—在宅支援の現場から①—在宅支援で必要な作業療法の視点
Occupational Therapy necessary Vision for at-home support
森島 肇
1,2
Hajime Morishima
1,2
1医療法人社団オリーブ
2可能性支援型デイリハLABOオリーブ
pp.1136-1139
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203155
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Key Questions
Q1:在宅支援で実施してきた「活動」と「参加」とは?
Q2:当法人がコロナ禍で実施してきた「活動」と「参加」とは?
Q3:在宅支援に今後必要なこととは?
はじめに
筆者は,現在は医療法人の責任者として法人全体を統括する立場とデイサービスの立ち上げの責務を担う立場にあり,訪問看護リハの現場からは離れている.しかし,訪問やデイサービス等,通いの場を運営している立場から,今回コロナに見舞われた在宅支援の現場における課題と対策を全体的に考える必要に迫られていた.
当法人は,2019年(令和元年)2月に設立した小さな医療法人である.設立から間もないが在宅医療を行うクリニックから訪問看護リハビリステーション,居宅介護支援事業所と事業を広げ,現在,通所介護施設を立ち上げ中であり,2022年(令和4年)8月に指定申請受理見込みである.今回のコロナ発生は,そんな設立1年に満たない弱小法人を襲ったが,患者・利用者の数は減るどころか増加し,順調に拡大することができた.疫病という厄災に振り回されながらも見事に適応してくれた現場の賜物と思っており,スタッフには感謝しかない.
そこで,今回は当法人が行っている在宅支援において,どのような変化,工夫があり,Withコロナ時代に適応していったか,今後何を求められているかを述べていきたい.
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