Japanese
English
特集 骨転移のリハビリテーション─update
地域での支援─在宅医療の視点から
Providing Community-Based Support:A Home Medical Care Perspective
安池 純士
1
Junji Yasuike
1
1医療法人社団悠翔会
キーワード:
在宅医療
,
骨転移
,
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
,
多職種連携(IPW)
,
早期からの緩和ケア
Keyword:
在宅医療
,
骨転移
,
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
,
多職種連携(IPW)
,
早期からの緩和ケア
pp.822-828
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr034080822
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内容のポイント Q&A
Q1 骨転移のある患者の在宅での暮らしは?
骨転移による疼痛や骨折,麻痺は患者のQOLを著しく低下させる.在宅療養を継続するには,疼痛管理,住環境の整備,リハビリテーション,介護者支援が不可欠である.また,患者の価値観に基づくアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の導入により,本人の意思を尊重したケアが可能となる.
Q2 在宅医療の実際は?
在宅医療では,医師,看護師,リハビリテーション専門職,薬剤師等の多職種が連携し,疼痛や症状の緩和,生活支援を提供する.疼痛はオピオイドや神経ブロックで管理され,緩和ケアとACPにより患者の望む生活と最期を支援する.緊急時には病院との迅速な連携が求められる.
Q3 在宅医療を進める中での課題は?
在宅医療の推進には,訪問医療の人材確保,レスパイトケアの充実,医療機器や薬剤供給の体制整備が必要である.加えて,病院や地域包括支援センターとの連携,ICTによる情報共有,多職種協働が求められる.患者・家族への教育と心理的サポートも不可欠な課題である.

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