Japanese
English
実践報告
短時間通所リハビリテーションの利用終了に向けた取り組み—利用者の活動・参加に焦点を当てた後方視的調査
Efforts toward of services completion in short-time day-care rehabilitation: Retrospective survey focusing on clients activities and participation
佐野 裕和
1
,
佐藤 恭子
1
,
川上 浩一郎
1
,
大橋 仁美
1
,
平田 哲男
1
,
佐野 伸之
2
Hirokazu Sano
1
,
Kyoko Sato
1
,
Koichiro Kawakami
1
,
Hitomi Ohashi
1
,
Tetsuo Hirata
1
,
Nobuyuki Sano
2
1井原市立井原市民病院
2福岡国際医療福祉大学
キーワード:
短時間通所リハビリテーション
,
活動・参加
,
社会参加
Keyword:
短時間通所リハビリテーション
,
活動・参加
,
社会参加
pp.666-669
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203033
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Abstract:通所リハでは,利用者の通所リハ終了に向けた取り組みの報告が少ない.本論は短時間通所リハ利用者の利用終了に向けた支援の工夫と,終了者の成果として転帰,生活機能の変化を報告する.対象者は1時間以上2時間未満の当院短時間通所リハを新規利用し,終了した要支援・要介護者32名であった.利用開始時より活動・参加に焦点を当て,段階づけたプログラムとケアキャビネット,リハ会議による多職種連携を通して25名が目標達成し,短時間通所リハを終了した.また,終了者の開始時と終了時の生活機能を前後比較した結果,心身機能,活動・参加の指標が有意に改善した.段階づけたプログラムやケアキャビネットで利用者の生活行為の状況を写真,動画で共有したことによって,短期間での短時間通所リハの終了や生活機能の改善につながったことが示唆された.
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