Japanese
English
実践報告
小規模事業場における作業療法士によるメンタルヘルス対策
Mental health measures taken by occupational therapists in small enterprises
村上 元
1
,
森元 隆文
2
,
清本 憲太
1
,
池田 望
2
Tsukasa Murakami
1
,
Takafumi Morimoto
2
,
Kenta Kiyomoto
1
,
Nozomu Ikeda
2
1日本医療大学
2札幌医科大学
キーワード:
作業療法
,
産業保健
,
メンタルヘルス
Keyword:
作業療法
,
産業保健
,
メンタルヘルス
pp.572-576
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203004
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Abstract:従業員が50人未満の小規模事業場において,OTが従業員に対してメンタルヘルス対策として,①従業員のメンタルヘルス対策講習会,②従業員に対する個別面接を実施した.従業員のメンタルヘルス対策講習会は,全従業員と管理職向けの講習会を実施した.従業員に対する個別面接は,新入社員向けと希望者に対する個別面接を実施した.その結果,徐々に相談者数が増加し,また,面接利用者・人事労務担当者から肯定的な感想が聞かれた.本実践から,OTが用いている認知行動療法やSSTの技法を用いた相談援助や,作業分析に基づく環境調整が,職場での人間関係や働き方の見直しにつながり,労働者のメンタルヘルスの向上に寄与できる可能性が示唆された.
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