Japanese
English
研究
頸椎変性疾患の術後経時的評価における簡易上肢機能検査(STEF)の有用性の検討
Recovery of upper extremity function in the first year after surgery for cervical degenerative disease using the Simple Test for Evaluating Hand Function
香川 要
1
,
岩﨑 素之
1
Kaname Kagawa
1
,
Motoyuki Iwasaki
1
1小樽市立病院
キーワード:
簡易上肢機能検査
,
STEF
,
頸椎変性疾患
,
経時変化
Keyword:
簡易上肢機能検査
,
STEF
,
頸椎変性疾患
,
経時変化
pp.566-571
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203003
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Abstract:【背景】頸椎変性疾患の術後の上肢機能の回復経過を示す客観的指標が求められている.【目的】1年間の上肢機能の回復経過を示す指標として簡易上肢機能検査(STEF)の有用性を明らかにすることである.【方法】頸椎変性疾患患者 59名を対象に,術前,術後 2週,3カ月,6カ月,1年の時点において,STEFと握力を測定した.【結果】握力は全期間で有意差が認められなかったが,STEFは術後のすべての時点で術前よりも有意な改善が認められた.術後3カ月のSTEFの点数は術後2週よりも有意に改善し,右上肢では術後6カ月の点数が術後3カ月よりも有意に改善した.【結語】STEFは頸椎変性疾患の術後の上肢機能の長期的回復経過を測定するための有用な指標である.
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