Japanese
English
◆研究と報告
調理を実施している片麻痺者での実用的利き手交換の達成指標—STEF値と修正STEF値
Achievement Index of Changing Handness in Hemiplegia : Using the STEF Hand Function Test
蓑原 麻美
1
,
成光 瑞恵
1
,
白山 義洋
1
Mami Minohara
1
,
Mizue Narimitsu
1
,
Yoshihiro Shirayama
1
1産業医科大学病院
1University Hospital of Occupational and Environmental Health
キーワード:
片麻痺
,
利き手交換
,
STEF
Keyword:
片麻痺
,
利き手交換
,
STEF
pp.265-270
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
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要旨:片麻痺者に対して作業療法をおこなう中で,利き手交換の達成度の判断に悩む事が多い.そこでAPDLに属する家事動作の中でも複雑な調理動作を家庭で実際に実施している者は,調理動作において利き手交換が実用的状態に達していると考え,この片手で実用的な調理をおこなうために必要な上肢能力をSTEFを用いて評価した.また利き手交換された状態では左手が右手(利き手)と同等に使用可能となっているとして,右片麻痺者の左手のSTEF値を算定するとともに,左手のSTEFの結果を右手用の換算表に当てはめて算定した値を修正STEF値とした.この修正STEF値は,調理動作の実用段階における利き手交換の達成を判定する指標の一つとなるという結果を得た.
Copyright © 1995, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.