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特集 刑務所から地域で支える更生保護へ—いま作業療法士に求められていること
—実践レポート4—保護観察における作業療法の意義—保護司の実践
The significance of occupational therapy in probation: the practice of volunteer probation officer
𠮷田 裕紀
1,2
,
棟近 展行
3
,
佐藤 拓也
4
Yuki Yoshida
1,2
,
Nobuyuki Munechika
3
,
Takuya Sato
4
1常葉大学
2浜松市中区保護司会
3法務省東京保護観察所立川支部
4法務省横浜保護観察所
pp.147-150
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202402
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Key Questions
Q1:保護司とは?
Q2:保護観察官と保護司の役割は?
Q3:作業療法士が保護観察にかかわる意義は?
はじめに
更生保護とは,犯罪をした人や非行のある少年を社会の中で適切に処遇することによって,再犯を防ぎ,安定した生活が送れるように助けることである.
更生保護は,法務省保護局や地方更生保護委員会,保護観察所等の公的機関に加え,保護司会,更生保護法人,更生保護女性会,BBS(Big Brothers and Sisters Movement)会,協力雇用主等の民間の人々の協力を得て成り立っている1).
本稿では,保護司会に所属している筆者が,保護司の紹介と実践を報告し,OTが保護観察を行う意義について考察する.
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