連載 作業療法を深める ㊻インクルーシブデザイン2
「ともに」創造する難しさ
平井 康之
1
Yasuyuki Hirai
1
1九州大学大学院芸術工学研究院
pp.1222-1227
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202286
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前号では,最初から多様な人々と対話をしながら行うインクルーシブデザインの特徴や,気づきから導き出された課題が対話の中で深まっていく過程を,「手で味わう器ku:t」(デザイン:萱原実里)を事例にご紹介しました.
また,インクルーシブデザインと同じ流れにあるデザイン思考によって,デザインを専門としないすべての人に,デザインによる課題解決/発見のアプローチが開かれたことを述べました.インクルーシブデザインでも,プロセスの最初から,デザイナーではない多様な当事者やステークホルダー等,デザインを専門としない人々の参加による共同デザインが前提となっています.
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