特集 刑務所等の矯正施設における作業療法
扉
棟近 展行
1
,
香山 明美
2
,
西出 康晴
3
1法務省東京保護観察所立川支部
2東北文化学園大学
3倉敷中央病院
pp.407
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202080
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特集にあたって
この特集を企画した目的は,以下の2つである.
まず,刑務所等の矯正施設において,作業療法が必要とされている事実の共有である.読者の中には「刑務所」と作業療法の関連に違和感を抱く方もいるかもしれないが,十数年前から刑務所等の矯正施設において,OTは非常勤等の立場で関与してきた.そして,2019年度(令和元年度)から,そうした成果が認められ,その常勤配置が拡大されつつある.さまざまな障害を抱える受刑者の多様化や高齢化に対して,「その人らしい生活の実現」にかかわるOTが応えられるのか問われている.
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