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実践報告
釧路地域のリハビリテーション専門職を対象とした認知症の人を支援する自主研修会の実践
Practice of voluntary workshop to support people with dementia for rehabilitation professionals in Kushiro area
瀬下 義正
1
,
本家 寿洋
2
Yoshimasa Seshita
1
,
Toshihiro Honke
2
1田中医院 デイケアセンターさくら
2北海道医療大学
キーワード:
認知症
,
リハビリテーション専門職
,
研修
Keyword:
認知症
,
リハビリテーション専門職
,
研修
pp.1112-1117
発行日 2019年9月15日
Published Date 2019/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201868
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Abstract:2017年度(平成29年度)に開催した認知症の人を支援する自主研修会の概要と,各研修後の調査結果から今後の方向性を検討した.研修目的は,認知症支援のための疾病特性や制度理解等を学ぶこととした.研修会は全8回で事前申し込みを不要とし,第2回開催から釧路市および近隣行政職に参加を呼びかけた.研修会の延べ受講者数は129名であった.各研修後の調査では,研修の理解度と自己研鑽につながる内容を尋ね,延べ調査回収率は92.2%であった.理解度は,認知症のかかわりと薬剤に関する知識がやや低い結果となった.自己研鑽結果より,受講生の新たな学びが促進されたことが確認できた.本研修会は,OT,PT,STのネットワークから,各セラピストと行政担当者間のネットワークに広がった.今後は,2017年度の研修内容を再検討して,参加者の主体的な研修会への参加や近隣の行政職への積極的な参加の呼びかけが課題となった.
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