増刊号 スポーツがもつ可能性—作業療法への期待
第3章 知的障害,発達障害とスポーツ
5 スペシャルオリンピックス日本・大阪でのサッカープログラムを通したアスリートの変化—スポーツ活動が身体面・精神面・社会面に与える影響
森本 孝幸
1
Takayuki Morimoto
1
1枚方療育園 枚方総合発達医療センター
pp.830-834
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201794
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はじめに
筆者は普段,OTとして障害者入所施設に勤務しながら,NPO法人スペシャルオリンピックス日本・大阪(以下,SON・大阪)サッカープログラムのコーチとして,プログラムの企画・運営に携わっている.
SON・大阪では2016年(平成28年)からサッカープログラムが開始され今年で4年目となり,知的障害のある方(以下,アスリート)と知的障害のない方(以下,パートナー)が共にサッカープログラムに参加し,競技会への出場を目指すユニファイドスポーツ形式でのプログラムを実施している.サッカープログラムに参加しているアスリートは特例子会社に勤務する方がほとんどであり,プログラム開始当初から継続して参加しているアスリートも多い.
今回,SON・大阪でのサッカープログラムに継続して参加したことによるアスリートの変化,またスペシャルオリンピックスに関連する活動として,筆者自身がスペシャルオリンピックス世界大会に参加して感じたことを述べたいと思う.
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