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特集 医療的ケア児と作業療法
医療的ケア児が利用する放課後等デイサービスの役割と課題
Roles and issues of after-school day services for children requiring long-term medical care
前島 久美子
1
,
伊集院 由紀
1
,
髙田 英津子
2
Kumiko Maeshima
1
,
Yuki Ijuin
1
,
Etsuko Takata
2
1株式会社ライフウェル こども発達支援ステーション都城
2株式会社ライフウェル本部
pp.460-464
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201688
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Key Questions
Q1:医療的ケア児が利用する放課後等デイサービスの体制と現状は?
Q2:医療的ケア児が利用する放課後等デイサービスにおける作業療法士の役割は?
Q3:医療的ケア児が利用する放課後等デイサービスのこれからの課題は?
はじめに
近年,放課後等デイサービスを開設する事業所が多い中,対象は発達障害児がほとんどであり,医療的ケア児が利用できる放課後等デイサービスは,全国的にもまだ数が少ない.宮崎県内でも2017年(平成29年)の調査では7施設であり,当事業所がある人口16万人の都城市でも2事業所である1).また,医療的ケア児が機能訓練を受けられる医療機関も少ない.特に人工呼吸器を使用している児は,母親が1人で車を運転し移動することは難しいため,外出も制限される.結果,機能訓練を受ける機会も少なくなる.
このような現状の中,PTとOTが在籍する当事業所へ,機能訓練を目的に利用契約する保護者が多い.開設から3年が経過しようとしている当事業所の現状とOTの役割,そして,今後の課題について述べる.
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