特集 生活行為向上マネジメントの過去・現在・未来
コラム:看護師からみた生活行為向上マネジメント
栁沼 愛
1
Ai Yaginuma
1
1太田綜合病院附属 太田熱海病院
pp.367-368
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201661
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はじめに
近年,地域包括ケアシステムが推進され,疾患や障害を患っていても住み慣れた地域で自分らしく生活ができるように,「地域完結型」の支援の構築が進められている.2018年(平成30年)の診療報酬改定により“生活を支える”がキーワードとなり,患者の“生活”を捉え,早期に,よりよい状態で地域に戻るための支援が求められている.そのためには,カンファレンスの充実を図り,チーム医療の強化が必要だ.医療を取り巻く環境の急速な変化に対応するためには,チーム医療において,“意思決定支援・自立支援の充実”が重要なポイントとなる.
今回,目標共有によるマネジメントツールである生活行為向上マネジメント(以下,MTDLP)について,私の考えを伝える場をいただいた.私の経験を通して,意思決定支援・自立支援,目標共有の重要性,チーム医療,OTに期待することを述べさせていただく.
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